2006年04月04日

【上映】ロシア映画新作3本公開中(東京・3/25〜)

 いま都内では、珍しくロシア映画の新作3本が同時に公開されている。

『ククーシュカ ラップランドの妖精』
Кукушка, 2002.
 第2次世界大戦末期、フィンランドとソ連の国境地帯のラップランドが舞台。言葉が通じない3人の男女の三角関係を通じて、戦争のむなしさを描いている。独特の感覚のコメディで知られるアレクサンドル・ロゴーシキン監督の会心作につき、必見。

『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』
Ночной дозор, 2004.
 SF作家セルゲイ・ルキヤネンコの同名小説を原作とするダーク・ファンタジー。現代のモスクワを舞台に、吸血鬼たちの最終戦争の幕が切って落とされる。2004年に、ロシアの国内興行成績の記録を塗り替えて話題となった、新しいロシア映画の世界を代表する作品。続編の『DAY WATCH(Дневной дозор)』(2005年末公開)も、歴代興行記録をさらに塗り替えている。
 なお、ナイト・ウォッチ ファンドットコム「露西亜的文化研究室」に拙文が掲載されている。

『大統領のカウントダウン』
Личный номер, 2004.
 チェチェン戦争は、イスラム原理主義に操られたテロリストたちとの闘争であるという、ロシア政府の広報映画。アクションシーンは、それなりに見せる。

 この3本の公開に合わせて、『キネマ旬報』2006年4月上旬号(1453号、3月20日発売)では、「ロシア映画の新世紀がはじまる」として、小特集が組まれている。

 続いて、ゴールデンウィークには、アレクサンドル・ソクーロフ監督の新作『ファザー、サン』も渋谷・ユーロスペースで公開となる。この公開に先立ち、4月15日(土)〜28日(金)に、「ソクーロフ監督特集上映」が行われる。『孤独な声』、『日陽はしづかに発酵し…』はニュープリントで上映されるので、改めてスクリーンで見たい。

 なお、7月には、「ロシア文化フェスティバル2006 IN JAPAN」の公式プログラムとして「ロシア・ソビエト映画祭」が東京・京橋のフィルムセンターで開催される。こちらでも、日本未公開の新作3本が上映される運びとなっている。
posted by 井上徹 at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

【上映と講座】プドフキン『母』80周年(4/15)


エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)
4月例会(第166回)のご案内
プドフキン『母』80周年
―もうひとつのモンタージュ―



 ソビエト映画史で、エイゼンシュテイン監督の『戦艦ポチョムキン』と同時代の傑作として名高いのが、プドフキン監督の『母』である。20世紀初頭の帝政ロシアを舞台に、労働者の母が革命的意識に目覚める姿を描くゴーリキーの小説を映画化。モスクワ芸術座の俳優を起用し、エイゼンシュテインとはまた違ったモンタージュを試みている。

日時:2006年4月15日(土) 18:15開会
会場:文京シビックセンター(東京・春日)
   3階 障害者会館会議室B
講師:山田 和夫氏(当会代表、映画評論家)
上映:『母』1926年、フセヴォロド・プドフキン監督
   ※ビデオプロジェクターによる上映
会費:当日会員1200円(一般会員無料、通信会員半額)

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◎次回5月例会予告
討論会「世界と日本の映画の今」
5月13日(土)18:15開会
文京シビックセンター内会議室(予定)
問題提起:山田和夫氏(当会代表、映画評論家)

【上映】映画人九条の会・『軍旗はためく下に』(5/9)


映画人九条の会
5・9上映会『軍旗はためく下に』



上映:『軍旗はためく下に』(深作欣二監督、1972年)
日時:2006年5月9日(火)18:45〜21:00
会場:東京しごとセンター講堂(東京・飯田橋)

・詳しくは下記参照
http://kenpo-9.net/event/060509_joueikai.html
posted by 井上徹 at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

【ツアー】「オデッサの階段」とトルコの旅(8/25〜9/1)


エイゼンシュテイン・シネクラブ(日本)企画ツアー
名作映画『戦艦ポチョムキン』の舞台「オデッサの階段」と
トルコの歴史・文化の旅



日程:2006年8月25日(金)成田発〜9月1日(金)成田着
   イスタンブール、キエフ、オデッサの各都市を回ります。

・詳しくは仮チラシを参照

追記 今回のツアー企画は中止・延期となりました。詳しくは案内をご参照ください。