三原伸さんの個展があかね画廊で始まったので見に行く。もともと動物をモチーフとした油絵を得意とする人で、ここ数年はインドネシア、バリ島で絵を描いている。今回は風景画もあったが、純粋にインドネシアの風景というよりは、脳内で独特の変容を遂げたものだ。主なモチーフは動物と建物。それが、昼とも夜ともつかない、地上とも天上ともつかない空間の中に描かれる。絵によっては昼の太陽と夜の月が同時に登場するものもある。建物がモチーフの場合も、ガウディの建築のように、動物的に自在に変形した姿を持つ。ある種の曼荼羅なのかもしれない。
そこから水道橋方面の飲み屋へ。学生時代にかかわっていたコンツェルトというロシア語劇グループのOBの集まり。旅行で行ったネパールに魅せられ、単身彼地に渡ってMum's Garden Resortというホテルを経営している後輩が一時帰国の歓迎会だ。十数人集まった中に、サークル内で結婚したのが3組。大学に残っている者、商社で働く者、演劇の世界に入った者、菓子店を経営している者、何だかわからないことをしている者と、みんなばらばらなのも面白い。そこに集まった人間やその場にいない人間の近況、ネパールやチベットなどの話を肴に、楽しく酔った。
