2005年04月27日

『露出不足』(アラブ映画祭2005、4/19)

 アラブ映画祭のイラク映画『露出不足』(2005年、ウダイ・ラシード監督)を見る。注目作だったが、いささか期待外れだった。一定の技術は習得しているが、表現したいのであろうものを表現する手段が見つからず、過去の映画話法に寄りかかり、崩れてしまった……そんな感じ。
 もちろん、そうした監督の戸惑いも含めて、イラクの混迷が自己言及的に語られるのだという見方もあるのかもしれないが、私としては、“呑気なお坊ちゃん”の自己満足としか思えなかった。
 バグダッドの風景は、震災後の神戸のように、ロングショットだと傷跡は目立たないのが印象的だった。
posted by 井上徹 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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